来年60歳を迎えるにあたり、後進のパティシエたちに向けて自らの経験とノウハウを惜しみなく披露した長岡シェフ初の自叙伝。「おいしい」にこだわったからこそ、つながり拡がったモノやコトについての物語が語られています。ブックデザインでは、長岡シェフ自身とその思想を体現した佇まいを目指すことに注力しました。手に取ったときの手触りやページをめくる際の読み心地、サイズ感。遊び心を感じさせる適度な仕掛けで真面目な内容の中にも読者の息の抜き場のある装丁。すべてが長岡シェフのサービス精神を反映したものであるべきだ、と考えながらデザインしました。
大阪府箕面市に本店を構える洋菓子店。ある方にオーナーの長岡シェフをご紹介いただいたことが出会いのきっかけです。顔合わせの席でいただいた「デリチュース(チーズケーキ)」の衝撃と、“『おいしい』に想いをこめて”という信条、地域のお客様を大切にしたお店づくり、そして何よりも長岡シェフの自然体な人柄に触れ、わたし自身、一気にお店のファンになってしまいました。それから、ありがたいことに何かとご縁をいただきながら現在に至ります。正真正銘、“おいしいに想いがこもった”誰かに伝えたくなるお店です。
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