主役はもちろんアイスクリーム。クリーム系にシャーベット、さらにそれぞれ素材ごとのテイストや色、など様々な特性の商品を受け止めることになるカップの役割。ふたを開け、トップシールを剥がし、アイスクリームと対面するまでのワクワク感。そんな「所作」を想像しながら、主張しすぎず、ブランドの雰囲気は壊さないよう、カップ・フタ・トップシール・天面ラベルまで、トータルのバランスを踏まえ設計しました。
「記憶の一匙」をコンセプトとする、兵庫県伊丹市に工場を構えるアイスクリーム製造メーカーさんです。初めて試食させていただいたアイスクリームは、自分の中の「おいしい」基準が更新された瞬間でもありました。素材の良さをより素材らしく、かつアイスクリームとしてのおいしさで再現する技術力と、品質に妥協しない情熱。職人の一面を色濃く残しながらも、遊び心も忘れない。そんなお人柄にも魅了されています。初顔合わせの際に自らのブランドの世界観として、渡された一本のDVD。「甘い生活(La dolce vita)」の衝撃は、いまも色濃く記憶に残っています。
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